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昭和史のかたち

評伝を書く=保阪正康

他者を通して自身語る作業

 昭和史を探査することを自らに課し、さまざまな手法でその内実を調べてきた。手法と書いたが、その中には評伝という形式で、日本の指導者とその人物が生きた時代を確かめるという方法がある。私は、ある人物を取り上げて、その人に指導された時代とはどのようなものだったかを分析することに極めて興味があった。

 評伝とはいうものの、実際には、他者を語りながら、その実、自分自身を語っているのだなと実感することがある。作品の出来はともかく、これまで私が書いてきた評伝は多岐にわたる。今、北海道立文学館で「ノンフィクション作家・保阪正康の仕事―『昭和史』との対話」という展示を開いてくれている。学芸員の細やかな神経により、来場者の理解を深めるという尺度で、私の全仕事を巧みにコーナーで分けてくれているのだが、展示を…

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