炭鉱跡「赤毛のアンの町」30年の歴史に幕 地元「踊らされた」 北海道

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
老朽化などが進み、閉園されることになったカナディアンワールド公園=北海道芦別市で2019年10月、渡部宏人撮影
老朽化などが進み、閉園されることになったカナディアンワールド公園=北海道芦別市で2019年10月、渡部宏人撮影

 北海道芦別市のテーマパーク「カナディアンワールド公園」が20日、1990年7月の開園以来、約30年の歴史に幕を閉じる。開園時は30近くあった展示販売施設は現在、美術館など3、4カ所に激減しており、関係者は「閉園状態が長年続き、施設の老朽化が進んだため」と説明している。

 同公園は三井芦別炭鉱の閉山を控え、「炭鉱から観光のマチへ」をキャッチフレーズに開園。第三セクター「星の降る里芦別」が事業主体となって総工費52億5000万円を投じ、約46ヘクタールの敷地にカナダ人作家の小説「赤毛のアン」の世界を模した白い教会や学校などを再現した。

 2年目の91年(27万3000人)に年間入場者数のピークを記録したが、当初目標の60万人に届かなかった。同社は2007年に破産し、負債約34億円は同市が26年まで20年間にわたって「肩代わり返済」する事態となっている。同パークは99年から市営公園として再出発したが、市によると、屋根のトタンが外れるなど安全性に問題があるという。

この記事は有料記事です。

残り313文字(全文746文字)

あわせて読みたい

注目の特集