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支え合う「移民時代」

地中海中部で欧州に向かう移民・難民「人命優先で支援を」 国境なき医師団の小島さん

記者会見する国境なき医師団の小島毬奈助産師=東京都新宿区で2019年10月16日午後2時20分、和田浩明撮影

 国際医療NGO「国境なき医師団(MSF)」が地中海で行っている難民や移民の救助・医療援助活動に参加した小島毬奈助産師(35)が16日、東京都内で記者会見した。要救助者は「一時期より数は減ったが、今後も続くだろう」と説明。排外主義的傾向が広がる欧州では救助活動への批判があるが、移民らは母国や中継地で貧困や暴力に直面しており、「人命優先で安全な港に送り届けるべきだ」と強調した。

 地中海では、アフリカや中東などからの移民・難民が密航業者の手を借り欧州に向け渡航している。国連の国際移住機関(IOM)によると、今年は10月までに7万9350人が地中海経由で欧州に到着、1077人が死亡した。このうち北アフリカ・リビアなどからの「地中海中部ルート」経由は1万1749人が到着、死者は692人だった。

 小島さんが地中海中部での救助・医療援助活動に参加するのは、2016年に続き2回目。今回は8月4日~9月27日に支援船「オーシャン・バイキング」号に仏マルセイユから乗り込んだ。期間中、同船はアフリカ系を中心に565人を救助したが、保護者のいない未成年者も多く、生後4日の新生児もいた。

 乗船スタッフは30人…

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和田浩明

1991年4月入社。英文毎日編集部、サイバー編集部、外信部、大阪社会部を経て2003年10月から08年3月までワシントン特派員。無差別発砲事件、インド洋大津波、イラク駐留米軍や大統領選挙を取材。09年4月からはカイロに勤務し、11年1月に始まった中東の民主化要求運動「アラブの春」をチュニジア、エジプト、リビア、シリア、イエメンで目撃した。東京での中東、米州担当デスク、2度目のワシントン特派員などを経て2019年5月から統合デジタル取材センター。日本社会と外国人住民やLGBTなどの今後に関心がある。

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