大雨避難勧告ラジオで確認「高齢者は早めが大切」福島・いわき

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新聞に目を通しながら避難勧告などの解除を待つ台風19号の被災者=福島県いわき市平下平窪の平第四小学校で2019年10月19日午後1時29分 拡大
新聞に目を通しながら避難勧告などの解除を待つ台風19号の被災者=福島県いわき市平下平窪の平第四小学校で2019年10月19日午後1時29分

 広い範囲が浸水した福島県いわき市では18日夕、大雨の予報を受け、台風19号で堤防が傷んだ河川の流域に住む、市の人口の半数に当たる約15万人に避難勧告が出た。約1100人が同日夜から避難所に身を寄せたが、19日朝に雨は弱まり、被害はなかった。

 市立平第一中学校に避難した同市好間町の無職、津沢美恵子さん(68)は台風19号で、1人暮らしの自宅の周辺が冠水した。携帯電話がなく、避難指示に気付かなかったという。今回はラジオで避難勧告を確認し、30分歩いて避難所へ着いた。避難所では1時間半しか眠れなかったが、「自宅より安心。高齢者は早めの避難が大切だと学んだ」と話した。

 浸水被害が大きかった平下平窪地区には台風の時の避難所はなかったが、車を流された住民が徒歩で来られるよう地区内の小学校に設置された。自宅が浸水した女性(69)は「傷んだ家が倒壊する恐れもあり、早めに避難した。緊急時に常に逃げ込めるようにしてほしい」と話した。【土江洋範、乾達】

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