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水俣病の公式確認から63年がたっても、癒えない遺族・患者の苦しみ。熊本県水俣市のエコパーク水俣親水緑地で営まれた犠牲者慰霊式。患者や遺族をはじめ、国や県、原因企業チッソ(東京)の関係者ら約830人が参列し、犠牲者をいたんだ。【杣谷健太、清水晃平】
午後1時半から始まった式では、実行委員長で水俣病資料館語り部の会会長の緒方正実さんが開式の言葉を述べた。前田一碩・水俣市自治会長会代表ら5人が慰霊碑に献水。松村守芳・水俣病患者連合会長ら2人が犠牲者の名簿を奉納し、市立緑東中の八巻日夏さんと本井波瑠さんがたたく「鎮魂の鐘」に合わせて全員が黙とうをささげた。
高岡利治・水俣市長は式辞で「平成から令和に元号は変わったが、この地で過去に水俣病が発生した事実、被害に遭われた方々とご遺族の苦しみは長い時を経ても変わらない」と述べた。
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