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がんドクトルの人間学

温泉と心の癒やし=山口建(県立静岡がんセンター総長)

 9月の秋晴れの2日間を四国・松山で過ごしました。毎年、「がん征圧月間」である9月には、全国の日本対がん協会支部が持ち回りで「がん征圧全国大会」を開催します。今年は愛媛県支部の担当でした。

 1958年創立の日本対がん協会は、我が国最大のがん患者支援団体です。全国の支部の多くは、がん検診実施機関として活動し、全国合わせると年間延べ1000万件以上の検査をこなしています。協会は2000年に「21世紀のがん征圧運動」の指針をまとめ、活動の場を広げました。「検診の推進」に加え、がん予防のための「禁煙の勧め」、そして、がん患者支援につながる「患者・治癒者のケア」が新たな三つの重点目標とされ、今日に至っています。

 全国大会には、がんを患った著名な方々が招かれ体験談を語ります。今年は、作家で作詞家でもあるなかにし礼氏が食道がんの治療体験を話されました。氏からのメッセージは、「がんにかかった患者は、素直に医師の言うことを聞くのではなく、より良い治療を求めジタバタすべきだ」というものでした。がんにかかり、治療を受ける患者の心は千々に乱れます。医療スタッフだと「あせらずに」とか「患者も参加して」などとアドバイスす…

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