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愛猫が輸血のドナーに=香取章子

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輸血のドナーとなったくるみちゃん
輸血のドナーとなったくるみちゃん

 「猫ちゃんの輸血のドナーになっていただけないでしょうか」。わが家の猫たちのホームドクターである赤坂動物病院(東京都港区)の柴内晶子院長から電話があったのは、秋風が吹き始めた10月初め。保護された生後4カ月の子猫を診察したところ、体内で免疫機能の異常が起こり赤血球を破壊する「免疫介在性溶血性貧血」で、輸血が必要という。 

 動物の医療でも輸血を必要としている「レシピエント」はいる。しかし、人の医療のように採血から供給までを行う全国的な血液バンクは存在せず、各動物病院が必要な血液を集めなければならない。同病院でも通常は輸血用の血液をストックしているが、治療が重なり、不足していたのだった。

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