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住宅被害5万6000棟 西日本豪雨超える 台風19号 さらに増加か

竜巻とみられる突風で破壊された住宅=千葉県市原市で2019年10月12日午後0時53分、手塚耕一郎撮影

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 記録的な大雨となった台風19号による住宅被害について、総務省消防庁は20日、31都道府県で5万6753棟に達したと発表した。災害関連死を含めて270人以上が犠牲となった昨年7月の西日本豪雨(5万1110棟)を上回った。

 台風19号による被害の内訳は、全壊122棟▽半壊864棟▽一部損壊2682棟▽床上浸水2万9982棟▽床下浸水2万3103棟。特に床上浸水は、約7000棟だった西日本豪雨の4倍以上で、2000年の東海豪雨(約2万7000棟)も超え、近年で最大級となっている。被災調査が十分に進んでいない自治体もあり、被害棟数はさらに膨らむ可能性がある。

 また国土交通省は20日、堤防が決壊した71河川135カ所のうち、国管理の7河川12カ所は同日中に仮堤防が完成したと明らかにした。県管理分の123カ所でも53カ所で仮堤防が完成したという。

 毎日新聞の集計では、20日時点で死者は80人、行方不明者は12人に上る。各省庁によると、11都県の4077人が避難所に身を寄せており、断水は12都県の約7万8000戸、停電は東北電力管内の約120戸で続いている。

福島では死者の8割が溺死

 また福島県は19日、同日までに判明した台風19号による死者29人(男性18人、女性11人)の死因や発見場所などを公表した。23人が溺死で、河川の氾濫や堤防の決壊による水害で亡くなった。毎日新聞の取材を踏まえると、23人のうち少なくとも13人が自宅で溺死したことも判明した。

 県内では、夏井川の堤防が決壊したいわき市で最多の8人が死亡。同市平下平窪の自宅1階で100歳の女性が亡くなるなど、うち7人が溺死だった。7人が死亡した本宮(もとみや)市では、氾濫した阿武隈川と、堤防が決壊した安達太良(あだたら)川の合流地点付近で全員が溺死体で見つかった。急な浸水から逃れようとしながら命を落とした人もいた。白河市では15日、溺死した男性(65)が用水路内で見つかった。男性は浸水時、車の上で救助を待っていたが、濁流に巻き込まれた。

 溺死以外では、土砂吸引による窒息死が1人で、川の中で遺体が見つかった。土砂崩れに伴うものでは圧死が2人、多発外傷が1人。残る2人の死因は調査中だという。犠牲者の7割に当たる20人が65歳以上で、うち4人が90歳以上だった。【大村健一、高橋隆輔、田中裕之】

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