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勤務先の東京・銀座から寄贈
台風19号は盛岡市の中心部にも爪痕を残している。同市内丸の盛岡城跡公園内にある鶴ケ池の柳2本が倒木した。13日未明から朝にかけて、倒れたとみられる。
この柳は「銀座の柳三世」と呼ばれる。盛岡出身の歌人・石川啄木が東京・銀座にあった新聞社に勤務していた縁で、2002年に銀座の商店会から盛岡市長に寄贈された。
池を囲むように斜面に植えられている2本が、根元から折れて池に横たわっている。市公園みどり課によると、15日現在で同公園を含めて市内9カ所の公園で倒木が報告されている。柳の撤去には2~3週間かかる見込みという。
鶴ケ池の向かいで営業する飲食店の店主、高橋奈々子さん(40)は「建物に向かって倒れなくて良かったが、シンボルツリーなので無くなるのは寂しい」と話した。【鹿糠亜裕美】