記録的な大雨をもたらした台風19号が上陸した12日、城山ダム(相模原市緑区)を管理する神奈川県が流入量と同じ量を下流の相模川に流す緊急放流に追い込まれた。懸念された川の氾濫は起きなかったものの、県が発表する放流予定時間が二転三転したり、川の水位が急上昇する誤った水位予測が示されたりして、流域自治体の現場は混乱した。情報の伝達や共有のあり方が問われそうだ。【樋口淳也、木下翔太郎、松本惇】
城山ダムは総貯水容量6230万立方メートル、常時満水位は標高124メートルとされる。上水道用水と工業用水の供給や発電事業の他、洪水調節機能を強化するために同県などが建設し、1965年に完成した。相模湾に流れ込む下流には平塚、茅ケ崎など8市町があり、流域には数十万人が暮らす。
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