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「手ぶらで戻るな」 安倍首相と会談する知日派・李韓国首相の重い課題

韓国の李洛淵首相

 天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に合わせ、韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相が22日に訪日する。韓国最高裁が昨年10月に元徴用工への賠償を日本企業に命じた判決から間もなく1年だが、解決のめどは立たない。両国関係は悪化の一途をたどり、安倍晋三首相と文在寅(ムン・ジェイン)大統領との首脳会談は昨年9月を最後に途絶えている。李氏は24日に安倍首相と会談する見通しで、首脳会談実現と関係改善に向けた環境整備をしたい考えだ。ただ、日本政府内には首相同士の会談が事態打開の糸口になるか懐疑的な見方が広がっている。

成果求める韓国世論

 李氏は2泊3日の東京滞在中に、政治家や経済人、日韓関係に関わりの深い市民らと交流し、関係改善に向けた環境づくりに取り組む構えだ。安倍首相との会談では懸案解決の具体案には触れず、文氏の親書を伝える形で、首脳会談実現に向けた橋渡しを目指す。

 知日派で知られる李氏は、前回1990年の「即位の礼」の際には大手紙・東亜日報の東京特派員だった。4期務めた国会議員時代には韓日議連幹事長も務め、政界とのパイプも太い。このため、今回の訪日で打開策を確認し、「手ぶらで戻るな」(中央日報社説)と成果を求める世論も高まっている。

十分な権限なく、大統領府にハシゴ外され

ただ、実際には文政権で李氏は問題解決の権限を十分与えられておらず、アイデアを出しても青瓦台(大統領府)にハシゴを外されてきた経緯がある。

 国務総理室関係者は18日、訪日目的は「韓日関係改善のための友好的な環境づくりだ」と強調。即位関連行事の合間を縫って実現する安倍首相との会談は10分程度しか時間がとれないことを理由に「会談ではなく面会」と説明し、期待値を下げようと必死な様子だった。

 昨年10月の元徴用工訴訟の最高裁判決後の日韓摩擦では、専門家から意見を聴取して…

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