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蔵書拝見

辻元清美氏/上 「昭和史」 戦争止める道しるべ

 「この部屋で組まれた予算で、戦争は遂行された」。予算委員会の部屋に入る時、私はいつもそう考えている。戦前の歴史は、ちょっとでも戦争に近づくような出来事や決断を止められなかった事象の積み重ねだ。だから自分の質疑では一言一言、どんな小さなことでも中途半端にしてはだめだと思って臨む。この本はそんな自分の道しるべだ。

 私の父方の祖父は戦死し、遺骨も戻っていない。幼い頃は祖母に何度も「なぜ戦争を止められなかったの?」と尋ねた。祖母は「なんとなく戦争になった。気がついたら赤紙が来て、ものを言えなくなって抵抗なんかできなかった」と話してくれた。「なんとなく戦争になった」という言葉が怖く、幼い胸に刺さった。

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