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月刊サッカー

経営権譲渡、鹿島のこれから

鹿島の経営権取得を発表するメルカリの小泉文明社長(現会長、右)ら=2019年7月30日

 サッカーJ1で現在、優勝争いを繰り広げ、天皇杯でもベスト8に勝ち残っている鹿島アントラーズ。1993年のJリーグ発足から一度もJ2に降格せず、7月にはリーグ史上初のJ1通算500勝に到達した名門だが、8月にクラブの経営権が日本製鉄からフリーマーケットアプリ大手のメルカリに移った。元サッカー選手で、住友金属工業時代から事業部門と強化部門でそれぞれクラブを支えてきた鈴木秀樹、鈴木満両取締役に、転換期を迎えた鹿島の今後とJリーグの未来について語ってもらった。【聞き手・黒川優】

地域創生、メルカリと 事業部門・鈴木秀樹取締役

 ――鹿島の経営権の売却額は約16億円で、「安すぎるのでは」と物議を醸した。

 ◆鹿島は元々、住友金属の主力製鉄所の地域貢献として生まれたチーム。2012年に住金が経営統合し新日鉄住金(現日本製鉄)となったことで、主力ではない製鉄所の地域貢献のために親会社がお金を出す理屈が立たなくなった。Jリーグでの存在感や地域との関係を大事にしつつ、事業継承してくれる先を探していた。

 売る側は困窮していたわけではないので、金額の算定は買い手に任せた。メルカリ以外にも、1円から100億円までいろいろな金額や条件が提案されたが…

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