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本はともだち

認知症に理解を 戸惑いや希望描く 題材の絵本次々出版

翻訳を手がけた「おばあちゃん、ぼくにできることある?」を手にするおびかゆうこさん=東京都新宿区で2019年10月3日、山寺香撮影

 高齢者の認知症を題材にした絵本が近年、相次いで出版されている。子どもの目線で家族の変化を見つめ、戸惑いや不安だけでなく、症状を理解し希望を見いだす姿も描かれる。身近に認知症の人がいなくても、家族などとの関わり方を見つめ直すきっかけになりそうだ。【山寺香】

 9月に出版された「おばあちゃん、ぼくにできることある?」(ジェシカ・シェパード作/おびかゆうこ訳、偕成社)は、英国の作品を邦訳した。主人公のオスカーが大好きなおばあちゃんは、ある時期からオスカーの誕生日も思い出せなくなってしまう。介護施設に入ることになりオスカーは寂しさを感じるが、施設を訪ね、それまでのように一緒に遊んだり、おばあちゃんの変化の理由を大人が説明してくれたりする中で気持ちが落ち着き、再びおばあちゃんと幸せな時を重ねていく。

 介護施設で働いていた作者が「認知症や介護施設を、もっと身近なものに感じてほしい」との思いを込めた作品といい、施設での生活も詳しく描かれる。

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