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毎日新聞
アスリート交差点2020

今を楽しむ 真凜ちゃん、一緒に成長=卓球・伊藤美誠

 五輪などの国際大会では他競技の選手と顔を合わせます。私は人見知りしない性格で初対面でも楽しく話せますが、選手同士の関係を超えてプライベートでも仲良くしているのがフィギュアスケートの(本田)真凜ちゃんです。

     初めて会ったのが2016年6月のスポーツ庁の表彰式。以前からツイッターでやり取りしていたので、最初から初対面の気がしませんでした。明るくさばさばした性格にひかれました。選手同士だからというよりも一緒にいると楽しい。仲良くなった理由はそれだけですね。当時はどちらも大阪が拠点だったので月1回ぐらいで会っていました。真凜ちゃんと遊べる次のオフを楽しみにして頑張っているところもあったかな。私はオンとオフが完全に切り替わる方ですが、すごくリフレッシュになっていました。

     ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に行ったこともありました。リオデジャネイロ五輪後で、ちょうどテレビ収録のある日でした。メダルを見せたいなと思って、そのまま女子団体の銅メダルを持っていきました。真凜ちゃんも「えーっ」と驚いていましたが、今思えばまさかですよね。しかも場所がUSJですから。

     初めてフィギュアスケートを観戦したのは16年12月の全日本選手権。その後も何度か真凜ちゃんの試合やショーを見に行っています。いつだったか、真凜ちゃんから求められてアドバイスしたことがありました。真凜ちゃんは切り替えるのがすごく早くて、引きずらない。自分でも「くよくよしないタイプ」と言っていました。私も昔は同じでしたが、負けた時にどうして負けたのか思い返すのは必要だなと思うようになりました。だからそういう話をしました。少しだけですけどね。

     フィギュアスケートは自分との戦い。自分の持つ全てを出し切る。勝ち負けやメダルもありますが、自分の最高の得点を出して、ダメならまた頑張ろうと。そういう考えは卓球とも似ている気がします。大事なのは力を出し切ること。お互いに励まし合いながら成長し、遊ぶ時は遊ぶ。そんな関係をこれからも続けたいです。(あすはソフトボール・山田恵里です)(タイトルは自筆)


     Q 食欲の秋。好きな食べ物は?

     A 秋だけでなく一年中食べるのですが、甘いお芋が好きです。よく行くお店があるのですが、金時、シルクスイート、紅はるかなどいろいろな種類があります。私のお気に入りはお芋アイス。熱々のお芋の上にアイスが乗っています。真凜ちゃんと出掛けて、インスタグラムに写真を載せたこともありました。


     ■人物略歴

    伊藤美誠(いとう・みま)氏

     静岡県磐田市出身。2015年3月のドイツ・オープンでツアー史上最年少(当時)の14歳152日で優勝。16年リオデジャネイロ五輪団体銅メダル。18、19年全日本選手権3冠達成。スターツ所属。19歳。