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女の気持ち

半分の消しゴム 福岡県水巻町・井上千恵子(ピアノ教師・70歳)

 シールをはがすのに使うため孫が「ばーば、消しゴム貸して」。引き出しの消しゴムを渡して「それ、じいちゃんが使っていたのよ」と言いながら、私にはあの日の声が再び聞こえてきました。

 「ごめん、洗濯機に作業服を入れたけれど、シャーペンと消しゴムを入れたまま……」。これが私と主人の最後の会話となりました。昨年2月からずっと主人の残したメッセージは何だったかを考え続けていました。

 会社で倒れ、何の言葉もなく黄泉路(よみじ)へ。半分の大きさしかない消しゴムは、厚紙のカバーに手でち…

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