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台風19号で被災の宮城・丸森で学校再開「やっと会えてうれしい」笑顔の子どもたち

台風19号の影響で休校していた丸森小学校が再開され、元気に登校する児童ら=宮城県丸森町で2019年10月23日午前8時43分、玉城達郎撮影(画像の一部を加工しています)

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自衛隊の救援車両が校庭に並ぶなか、マスクや長靴を身に着けて登校する子どもたち=福島県いわき市平下平窪の市立平第四小で2019年10月23日午前7時43分、川口峻撮影

 台風19号により甚大な被害を受けた宮城、福島の両県で23日、被害の大きかった地域の小中高校でも授業が再開され、12日ぶりに子どもたちの元気な姿が校舎に戻った。両県では計164校が休校したが、徐々に再開され、浸水被害を受けた福島の高校1校をのぞく163校で授業が始まった。【藤田花、滝沢一誠、川口峻】

 宮城県では、県内の小中高717校のうち49校が休校した。特に被害の大きかった丸森町では、全小中高10校が休校したが、23日に10校とも授業が始まり、県内全ての小中高校が再開した。

 丸森町立丸森小ではこの日、校舎が被災して使えなくなった金山小と合同で授業が再開された。通常より約1時間遅い午前9時ごろの登校で、通学路には久しぶりに子どもたちの声が響いた。自宅の1階部分が被災した金山小5年の大石優来(ゆら)さん(11)は「1階を片付けながら、今は2階で生活している。学校でやっと皆に会えてうれしい」と笑顔だ。

 ただ、丸森小も断水が続いており、教員は屋外に設置された仮設トイレの使い方などを児童に説明した。金山小の長谷川修一校長は「1階の机や椅子が流され、窓ガラスも割れてしまい、当面(授業が)再開できるような状況ではない。丸森小に受け入れてもらい大変ありがたい」と話した。

 県内ほぼ全ての市町村が災害救助法の適用を受けた福島県では、115校が休校した。いわき市と郡山市で小学校4校、高校1校が23日に再開し、24日に予定されている相馬東高校(相馬市)の再開で、全校で授業が始まる。

 この日再開したいわき市立平第四小では、校庭に自衛隊車両が並ぶなか、12日ぶりに子どもたちが元気に登校した。

 同小のある平下平窪地区は、近くの夏井川の堤防が決壊し、4人が溺死するなど被害が大きかった。同小では現在も自衛隊の入浴サービスが行われたり、市の現地対策事務所が設置されたりしている。

 この日は午前7時半ごろ、子どもたちが保護者とともに登校した。マスクや長靴姿の子どもたちは、誘導する自衛官にあいさつするなど、元気に声をかけあっていた。全校集会では小野則夫校長が「心配なことは話して、自分のなかに不安をため込まないでください」と呼びかけた。

 4年生の長男を見送った後藤いづみさん(39)は「被災しても子どもは手伝ってくれるなどたくましかった。みんなの元気な顔が見られて安心しました」と話した。

長野では来週中の再開目指す

 一方、千曲川の堤防が決壊した長野市では、市立小中学校79校のうち浸水地域の4校が休校中だ。授業再開の日取りは決まっていないが、市は別の学校に間借りするなどして来週中の再開を目指している。

 市教育委員会によると、校舎が浸水した小学校1校と中学校2校は清掃作業で教室が使えず、残る小学校1校は97世帯244人が利用する避難所となっている上、街中にたまった泥の除去が実施されているなど通学路の安全確保が難しいという。【島袋太輔】

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