「若い頃、もっと勉強しておけばよかった」。これまでに多くの人から同じせりふを聞いてきた。52歳の私も、そう思ったことは一度や二度ではない。ひょんなことから考え直した。「今からやればいいのではないか」。そうだ、「学び」に定年はない。通信制の放送大学に入学して、遅ればせながら勉強し始めてみた。【奥村隆】
海外で言葉が通じなかった時に、何度も「語学を身につけておけば役に立っただろうに」と感じた。そこで思い浮かべたのが、社会人向けの放送大学だった。文部科学省に設置認可された大学で、必要な単位を取得すれば「学士」の学位を得られる。「無試験で入学できる」「放送授業を中心にマイペースで学べる」「通学制の大学より授業料が安い」と、好条件がそろっていることは知っていた。
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