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没後200年・伊能忠敬を歩く

2018年は伊能忠敬が没して200年。ゆかりの地を記者が訪ねました。

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没後200年・伊能忠敬を歩く

/17 仙台と東京都心 名医の岳父に思いはせ

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 1800年6月19日夕方ごろ、伊能忠敬率いる測量隊は仙台城下の国分町(現・仙台市青葉区)に到着した。「測量日記」には、夜に天体観測をしたことが記されている。ただ、簡潔な日記には原則、測量以外の話題は記録されていない。まるで投宿した土地には興味がないようにも思える。が、実は仙台と忠敬は切っても切れない深い縁で結ばれていた。

 時計の針を十数年巻き戻す。最初の妻、ミチを亡くした忠敬は、佐原(現・千葉県香取市)の伊能家に仕えていた座敷女中を伴侶にする。しかし、法名「妙諦」が伝わるのみの彼女と数年後に死別。忠敬は1790年、45歳でノブ(信)という女性と3回目の結婚をする。

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