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豚コレラ「イノシシ対策には限界」と専門家 養豚場守るのが先

鼻を器用に使って、物を軽々と押しのけるニホンイノシシ=東京都日野市の多摩動物公園で2019年1月13日、梅田啓祐撮影

 豚コレラの感染が広がる中、ウイルスを運ぶ野生イノシシの対策が注目されている。ただ、イノシシが専門で農林水産省の調査チームなどに入る小寺祐二・宇都宮大准教授(49)は、捕獲で封じ込める難しさや感染を広げるリスクを指摘。「イノシシにどの程度労力とコストをかけるべきかという議論があっていい」とした上で、「養豚場のバイオセキュリティー(防疫)を高め、豚とイノシシを持ち込む家畜保健衛生所や検査する職員を分けるべきだ」と提言する。【林田七恵】

 9~10月、埼玉、群馬両県で豚コレラの感染が確認された。栃木県境から数十キロで、利根川などの緑地が栃木県南のイノシシ生息域にもつながる。

 小寺准教授が以前、島根県で調べたところ、おとなの雌イノシシの定住範囲は1平方キロ程度。ただ9月ごろから、おとなになりかけの若イノシシが母親の定住域から外に放浪し、泥浴びやけんかなどでよその個体にウイルスを移しやすい時期に入っている。おとなの雄は緑地を通じて更に遠くまで動く。そもそも農水省などが8月まで考えていた東海・長野などよりも広い範囲でイノシシが感染していた可能性もあり、小寺准教授は「栃木県…

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