会員限定有料記事 毎日新聞
心と体を整える時間を身近なお寺で――。直方市の西徳寺本堂で毎週月曜日、地域住民らを対象にヨガ教室が開かれている。講師の境玲衣子(れいこ)さん(42)=福岡市博多区=は、共にインド発祥の仏教とヨガの親和性に着目し、地域密着の「お寺ヨガ」を各地に普及・浸透させようと奔走する。実際のお寺ヨガを体験しながら、思いを聞いた。【青木絵美】
「深い穏やかな呼吸を意識して」。約20人の受講者全員で、ご本尊の阿弥陀(あみだ)如来を前に手を合わせ、教室が始まった。境さんの指導で私もおなかなど体の隅々に新しい空気を届けるように、鼻からゆっくり息を吸い、口からはき出す動作をした。ふと目をやると天井は高く、本堂を風が吹き抜け、自分のせかせかした気持ちが自然と鎮められていくようだった。境さんからは「大事なのはポーズや形を決めることではない。体と向…
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