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「安定と挑戦」を掲げて改造した安倍晋三内閣は、わずか1カ月余で主要閣僚の菅原一秀経済産業相が金品配布疑惑で辞任することになった。急転直下の辞任劇に元秘書や地元有権者からは「辞任で決着とせずに、自分がやってきたことをきちんと説明してほしい」との声が上がった。
選挙区内の有権者にメロンやカニを贈るためのリストの存在について、毎日新聞に証言した元秘書は25日朝、辞任をテレビの速報で知った。24日に「明日、国会で説明します」と話していた菅原氏が、衆院経済産業委員会が開かれる直前に辞任したことに「きちんと国会で説明してから辞めればいい。それが責任の取り方だと思う」と話した。
24日発売の週刊文春では、菅原氏の秘書が選挙区内の支援者の通夜で香典を出したとされる疑惑も報じられた。菅原氏は25日、記者団に「自分が通夜に出るつもりだったが、台風19号の対応で行けなかった。結果として秘書が香典を出し、私も翌日に持って行った」と説明した。これに対し、元秘書は菅原氏の事務所に勤務した十数年前の話と断った上で「選挙区内で支援者らが亡くなると、事務所で対応した。自分も香典を届けたこと…
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