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立憲民主党など野党は、審議拒否をちらつかせて、公職選挙法違反の疑いが浮上した菅原一秀経済産業相を辞任に追い込んだ。敵失に勢いづく野党は、安倍晋三首相の任命責任に照準を合わせる。手詰まり感のあった関電役員らの金品授受問題でも、経産相交代を契機に再び攻勢をかける構えだ。【野間口陽、東久保逸夫】
立憲の安住淳国対委員長は、菅原氏辞任を受けた野党4党の国対委員長会談で「辞めただけでは済まない。(公選法違反疑惑の)報道が事実だったことになる」と気勢を上げた。国民民主党の原口一博国対委員長も「(政権は)よほどの反省が必要だ」と強調した。
菅原氏の秘書は、過去の疑惑で菅原氏が追及を受けるさなかの今月17日、香典を選挙区の有権者に渡していた。野党は悪質性が高いとみており、安住氏は「どうして閣僚に選んだのか。総理の責任は重い」と記者団に指摘。首相出席の予算委員会の開催を求めるとともに、菅原氏には議員辞職も求める構えだ。
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