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しつけ、体罰の苦情…市に相談40件 副園長が6歳児殴る 福岡・宗像

傷害の疑いで副園長が逮捕される事件が起きた日の里西保育園=福岡県宗像市で、一宮俊介撮影

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 福岡県宗像市の認可保育所「日の里西保育園」で副園長が男児への傷害容疑で逮捕された事件で、園の運営やしつけに関する相談や苦情が逮捕以前に少なくとも40件、保護者らから市に寄せられていたことが明らかになった。園では保育士の退職や園児の退園も相次いでおり、県警は体罰などが横行していなかったか調べている。

 事件は21日、副園長で保育士の清原こづえ容疑者(41)が、6月に男児(6)の顔を平手で殴り約2週間のけがをさせたとして逮捕された。

 市によると、相談などは2016年度以降だけでも40件あり、このうち清原容疑者個人についての分が11件だった。個別の内容は明かしていないが、担当者は「記録に残して一件一件対応している」と説明。保護者から「子どもが保育士に肩と頭を押さえられて口の中をけがした」と苦情があった際は園を口頭注意したという。

 園は厳しい教育指導で、園児たちが逆立ち歩きや統率の取れた集団体操などができるようになることで地元に知られていた。一方で子どもを中途退園させた複数の保護者が取材に日常的に体罰や過度のしつけがあったと証言。ある母親は子どもから「吐いたものを食べさせられた」と聞いたと語った。時間内に給食を食べ終えないとしかられ、のみ込めずに吐いたという。

 県警などによると、園には園児約110人、保育士約20人が在籍。清原容疑者と母親の清原由鶴乎(ゆづこ)園長が運営を主導するようになった10年度以降、自己都合も含め60人以上の保育士が退職し、園児数も定員割れしているという。

 事件を受けて由鶴乎園長は25日、弁護士を通じ「副園長の行き過ぎた行為を発見した時は改めるように言ってきたが不十分だった。深くおわびする」とのコメントを発表した。【柿崎誠、一宮俊介、浅野孝仁】

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