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第73回読書世論調査 姿消した「ご意見番」 文芸評論家・斎藤美奈子さん

斎藤美奈子さん

 心に残った作家の顔ぶれについて、文芸評論家の斎藤美奈子さんに聞いた。

       ◇

 東野圭吾さんも村上春樹さんも筆の運びがうまく、リズミカルでどんどんと物語を先に進めていく推進力を持った作家だ。読者に対するサービス精神も高いから世界中に読者がいる。張った伏線はちゃんと回収し、読者を決定的に悩ませることはしない。

 平成は下り坂の時代だった。昭和の時代に「1億総中流」と言われた社会は、格差社会になった。本を買うお金と読む時間を十分に確保できた人はごく一部。腰を据えた読書が難しい時代だ。上位の作家の作品から、読者は手軽に、多くの癒やしを得ただろう。作品が映像化された作家も多い。平成らしい結果と言えるだろう。

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