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「源氏物語」なぜ愛読される? 美しい皇子の一代記 世の光と影、時超え共感=回答・斉藤希史子

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見つかった定家本「若紫」の巻。定家が誤りを正している=京都市上京区で2019年10月7日、川平愛撮影
見つかった定家本「若紫」の巻。定家が誤りを正している=京都市上京区で2019年10月7日、川平愛撮影

 なるほドリ 「源氏物語(げんじものがたり)」のなかで、有名な場面が書かれた一巻が見つかったって聞いたよ。作者の直筆(じきひつ)なの?

 記者 教科書でもおなじみの紫式部(むらさきしきぶ)という平安貴族が、1000年以上前に書いた世界最古の長編小説ですね。実は直筆の本は残っていません。当時は人の手で繰り返し書き写されるうちに、原文が崩れがちでした。鎌倉時代の有名な歌人、藤原定家(ていか)が、54巻もあるこの物語を家来に写させ、誤りを正して伝えようとしたのです。「定家本」とも呼ばれるこの写本のうち、現代まで残ったのは4巻。新たに5巻目が、名家の蔵から出てきました。

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