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井波律子・評 『昭和も遠くなりにけり』=矢野誠一・著

 (白水社・2750円)

すべてを達観した潔さ

 著者の矢野誠一(一九三五年生まれ)は戦後まもない一九四七年、六・三・三制新教育の第一期生として麻布中学に入学した。麻生中学には下町育ちの生徒も多く、山の手育ちの著者はお洒落(しゃれ)で芸能通の彼らを見てカルチャーショックを受け、たちまち影響されて劇場や寄席に通うようになった。本書は、これを皮切りに七十年余り演劇や落語などにかかわりつづけ、練達の芸能・演劇評論家となるに至った矢野誠一の最新エッセイ集である。

 本書『昭和も遠くなりにけり』には、ここ数年に著したエッセイが収められているが、演劇や芸能に関する深…

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