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東京へ ともに歩む

毎日新聞
アスリート交差点2020

記憶に残るスイマーへ 環境変え、躍進目指す=競泳・渡辺一平

渡辺一平=梅村直承撮影

 つい先日まで「残り1000日」と言っていた東京五輪まで、気づけば300日を切りました。7月の世界選手権を終えて1カ月間のオフを取り、いよいよだと実感しています。「もっとこうしておけばよかった」。そう後悔することがないよう過ごしています。

     まず拠点を今春卒業した埼玉県所沢市の早稲田大所沢キャンパスから、東京都北区の国立スポーツ科学センター(JISS)に移すことを決めました。普段から練習をともにしている早大の先輩で、2016年リオデジャネイロ五輪銀メダルの坂井聖人さんと一緒です。

     昨年9月の日本学生選手権後は大学水泳部の寮を出て1人暮らしを始め、引き続き早大で練習してきました。ただ授業のある学生と同じため、朝練は午前6時半からスタートします。社会人になり1日の時間の使い方の難しさを感じていました。よりパフォーマンスを上げた質の高い練習に取り組むため自分たちの生活に合わせた時間帯で取り組もうと考えています。

     JISSでは、泳いでいる姿を動画で撮影できるなど練習環境も充実しています。これまで定食屋などの外食が中心でしたが、アスリートに必要な栄養が考えられた食堂を利用することもできます。五輪でメダル獲得を目指す他競技の選手も多く利用しており、刺激を受けながら練習に励むことができメリットは多いと考えました。

     年内には例年以上に多くのレースに出場する予定です。10月はワールドカップ(W杯)ブダペスト大会、ベルリン大会に参戦しました。短水路の日本選手権、社会人選手権、東京都オープンにエントリーしています。秋から冬場の鍛錬期はこれまで強化の一環で自由形や個人メドレーを泳いできましたが、レースで課題を見つけるためにも平泳ぎを中心に出場します。

     東京五輪の代表選考会となる4月の日本選手権までは半年を切っています。選考会では「これで本番も戦える」と自信を持てるまで厳しい練習を積み、レベルアップを図っていきたいと思っています。(あすはカヌー・羽根田卓也です)(タイトルは自筆)


     Q食欲の秋 好きな食べ物は?

     A フルーツが大好物です。特に桃です。この夏のオフに実家の大分に帰省した際には、親戚がたくさん送ってくれていました。その他によく聞かれて答えているのは、母の手作りのポテトサラダです。その理由も三角に切られたリンゴがサラダのなかに入っているからです。練習で疲れた時にもおいしいフルーツを食べて気持ちも体もリフレッシュしています。


     ■人物略歴

    渡辺一平(わたなべ・いっぺい)氏

     大分県出身。佐伯鶴城高3年時の2014年ユース五輪男子200メートル平泳ぎで金メダル。16年リオデジャネイロ五輪で6位入賞。17年、19年世界選手権銅メダル。トヨタ自動車所属。22歳。