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藤原帰一の映画愛

風水師 王の運命を決めた男 権力奪い合って墓暴き 大真面目ゆえこっけい

 朝鮮王朝(李朝)時代を舞台とする宮廷陰謀ドラマ。若い国王は弱々しく、政府の実権を握る重臣は悪賢く、美しい女性もちゃんと登場するという具合で、いかにもお約束通りのお話。素直に権力闘争に勤(いそ)しめばいいようなところですが、そこにひとひねり。お墓をどこにするのかという権力闘争なんです。

 映画の鍵を握るのは風水です。ほら、方位地形の吉凶禍福を教える中国古来の思想ですね。気の流れを捉え、どこに都を設けるべきか、どこに家を建てたらよいかなど、運を開くことができる空間を教えてくれる。中国だけでなく、朝鮮半島、さらに日本にも伝えられ、重要な政治決定を左右する力を及ぼしてきました。

 風水では運気の集まる土地のことを明堂と呼ぶとのことで、明堂にお墓があるかどうかによって王朝の繁栄が…

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