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アートの扉

オサム・ジェームス・中川 #001<ガマ>より 闇に目を凝らして

 長い時間をかけてできあがった岩肌の色合いや凹凸。年老いた人の皮膚のようだと思いながら、写真を見る。脳裏には、ひんやりした空気や湿気、こけの匂いが立ち上ってくる。ここは、信仰の場であり、沖縄戦では集団自決の場所ともなったガマ(洞窟)だ。

 オサム・ジェームス・中川さんは1962年、米国生まれ。翌年日本に移り、10代半ばまで東京で育った。ガマのことを知ったのは、妻の故郷である沖縄に滞在した際。周囲に当初は反対されたが、ユタ(民間のシャーマン)の言葉もあり、ガマに通うようになったという。

 超高解像度のデジタルカメラを据え、懐中電灯で壁を照らして長時間露光で撮影する。さまざまな場所を撮り、コンピューターで1枚にした。肉眼では見えないものに光を当てるような感覚だといい、それらを「一発で吸いこむのではなく、ゆっくり作っていく」と話す。

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