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沖縄戦

「鉄の暴風」が吹き荒れた沖縄戦から76年。約3カ月に及んだ地上戦は住民を巻き込み、日米合わせて計約20万人が犠牲となった。

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原爆画家、沖縄に泣く 丸木夫妻作、シリーズ全14点公開 宜野湾・佐喜真美術館

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「チビチリガマ」(87年作)と丸木位里さん=遠藤孝康撮影
「チビチリガマ」(87年作)と丸木位里さん=遠藤孝康撮影

 画家の故・丸木位里(いり)さん、俊(とし)さん夫妻が1980年代に描いた「沖縄戦の図」シリーズ全14作が沖縄県宜野湾市の佐喜真(さきま)美術館で公開されている。集団自決や日本兵による住民虐殺など太平洋戦争末期の沖縄戦の実相を生々しく描いた作品だ。制作にあたり、夫妻は頻繁に沖縄を訪れ、多くの地上戦体験者の証言に耳を傾けた。被爆地の惨状を描いた全15作の連作「原爆の図」で知られる夫妻が晩年、沖縄戦に取り組んだ理由とは――。【遠藤孝康】

 佐喜真美術館はシリーズのうち最も大作の「沖縄戦の図」(縦4メートル、横8・5メートル)を常設展示している。今回は11月に開館25周年を迎えるのに合わせ、初めて全作品を一斉に展示した。

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