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公文書を生かす

情報公開法成立20年/7 民間に残る刑事記録 朝鮮人虐殺実態伝える

 刑事裁判の古い記録は国が保存していなかったり、閲覧が困難な場合がある。ところが意外な所に残って、歴史的事実の解明に役立つことがある。

 96年前の1923年9月に起きた関東大震災の直後、現在の東京都足立区柳原で多数の住民が朝鮮人8人を虐殺し、このうち住民11人が殺人罪に問われて裁判にかけられた。この事件の検事局・警察による被告の調書・聴取書の写しが現存する。マイクロフィルム374枚には筆文字で「鮮人ヲヤツケタ」「滅茶苦茶(めちゃくちゃ)ニ朝鮮人ヲ殴リマシタ」と生々しい加害行為の供述が残る。

 弁護人の塚崎直義が謄写業者に依頼して作り、東京弁護士会・第二東京弁護士会合同図書館に寄贈したものだ。藤野裕子・東京女子大准教授が発見し、著書「都市と暴動の民衆史 東京・1905―1923年」に記した。

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