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<受験のトビラ juken no tobira>
インターネットを使った学習方法「eラーニング」が急速に普及している。「オンライン家庭教師」もその一つ。居住地に関係なく質の高い指導を1対1で受けられるとして、じわじわと利用者が増えている。
「書いた文章、見せて」。10月のある午後、千葉県市川市の英語講師、杉山一志さん(42)は自宅マンションでパソコン画面に向かって話しかけた。相手は京都府に住む浪人生、川村侑生(ゆうき)さん(20)。2人はパソコンの内蔵カメラでテレビ電話のようにやりとりする。これとは別にスタンド式カメラが机に置かれ、川村さんが書いた英語の和訳を映し出す。目を通した杉山さんは「いいね! うまく要約できてる」とほめた。
川村さんは苦手科目の英語を鍛えるため今年4月から1コマ100分の杉山さんの「オンライン授業」を週4日受けている。杉山さんは大手予備校で教え、参考書も多数執筆している。川村さんは「都心の『一流の先生』の指導を自宅にいながら1対1で受けられるのが魅力。分からない時にすぐ聞けるし、何より分かりやすい」と満足する。
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