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ヒグマを追う/上 「共存」崩れたルール 駆除不可避の現状に苦悩 研究者・間野さん /北海道

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8月に札幌市内で駆除されたヒグマの頭蓋骨を調べる間野勉さん=札幌市北区の道立総合研究機構環境科学研究センターで、竹内幹撮影
8月に札幌市内で駆除されたヒグマの頭蓋骨を調べる間野勉さん=札幌市北区の道立総合研究機構環境科学研究センターで、竹内幹撮影

 道立総合研究機構環境科学研究センター(札幌市北区)にある間野勉さん(59)の研究室。柔らかな日差しを浴び、標本が入った数々の瓶が机の上で金色に輝く。中にはヒグマの胃から採取した内容物が入っている。トウモロコシ、リンゴ、エゾシカの肉。棚にはヒグマの頭蓋骨(ずがいこつ)が並ぶ。

 研究者としてヒグマを追い続けて約40年になる間野さんは、今年8月に札幌市で駆除された雌の頭蓋骨を手に取り、「彼女はやってはいけないことをやってしまったね」と寂しげにつぶやいた。

 近年、住宅地に出没するヒグマが増えて各地で問題化しており、札幌市でも出没情報は191件(27日現在)と既に昨年1年間より54件多い。場所は「彼女」が駆除された南区が大半を占める。駆除しかなかったのか。駆除で問題は解決するのか。そんな疑問を胸に9月下旬、間野さんと現場を訪ねた。

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