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女の気持ち

今にして思うこと 福岡市城南区・小森百合子(96歳)

 敗戦時、満州国(現中国東北部)の首都新京に住んでいた。ソ連兵が進駐してくるというので窓という窓を昼夜を問わず、カーテンで覆った。国府軍と八路軍の市街戦が始まった時には、流れ弾を避けるために畳を立て掛けたこともあった。

 ある日、そっとカーテンの隙間(すきま)から外をうかがうと3人のソ連女性兵士が何かしゃべりながら、通り過ぎていくところだった。国防色のツーピース姿。手ぶらだった。

 胸とお尻が前後に突き出たプロポーションに目を見張った。日ごろ街で見慣れていた白系ロシア人の女性のきゃしゃで優美な姿に比べ、ソ連の女性兵士の素朴で精悍(せいかん)な面持ち。同じ民族なのに何と見た目が違うことか。貧弱な体形の日本女性などその比ではなかった。

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