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訃報

緒方貞子さん 92歳=元国連難民高等弁務官

 日本人として初めて国連難民高等弁務官を務めた国際協力機構(JICA)元理事長の緒方貞子(おがた・さだこ)さんが22日に死去した。JICAが29日、発表した。92歳だった。葬儀は29日に東京都内の教会で近親者らによって営まれた。後日、「偲(しの)ぶ会」(仮称)が開かれる。

 1927年、東京生まれ。曽祖父は犬養毅元首相で祖父は芳沢謙吉元外相、父は外交官という家庭で、幼少期を海外で過ごした。51年に聖心女子大を卒業後、米ジョージタウン大で国際関係論の修士号、カリフォルニア大バークリー校で政治学の博士号を取得した。76年に日本人女性として初の国連公使となり、その後に国連人権委員会政府代表などを歴任した。

 国際社会で築いた幅広い人脈を生かして問題に取り組む手腕が評価され、91~2000年まで国連難民高等弁務官を務めた。冷戦終結後の民族紛争が相次いだ時期に重なり、ユーゴスラビアやザイール(現コンゴ民主共和国)、チェチェンなどの紛争地で難民救援を指揮した。紛争当事者との対決も辞さない毅然(きぜん)とした姿勢は幅広い支持を集め、民衆の視点に立った国際平和活動の象徴的存在となった。

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