シリア内戦の終結を目指して新憲法を起草し、選挙の実施を目指す「シリア憲法起草委員会」が30日、スイスのジュネーブで開かれる。シリア北部でトルコがクルド人勢力を攻撃し停戦が成立するなど情勢が急転する中、起草委にはアサド政権側と反体制派の双方が参加。米軍の一部撤収によりロシアが影響力を強める中での初会合で、和平実現に結びつくか注目される。【モスクワ大前仁】
起草委はロシア、トルコ、イランが主導し、設立を協議してきた。シリア和平を仲介してきた国連のペデルセン特使もこの動きに合わせ、委員会の構成などの交渉に当たった。150人の委員はアサド政権や反体制派の「シリア交渉委員会」などが選んだが、クルド人勢力は含まれなかった。
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