くらしナビ・医療・健康

マスク・手洗い、インフル対策

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 毎年12~3月になるとはやるインフルエンザ。今年は異例の早さで患者が増えていて、台風19号の被災地では被災者がひしめく避難所で特に注意が必要だ。予防するために何ができるか、専門家に聞いた。

 ●のどの乾燥防ぐ

 感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長によると、口や鼻、のどなどが乾燥すると、病原体の侵入を防ぐ粘液が乾き、粘膜表面が荒れ、病原体が侵入しやすくなる。病原体を外に押し出す気管支の線毛も寒さや乾燥で働きが弱まる。

 インフルエンザは、せきやしぶきなどに混じったウイルスを吸い込んで感染する。そのため、マスクは患者からウイルスが飛び出るのを防ぎ、感染拡大を防ぐ効果がある。岡部所長は「せきや熱が出始めた人や、治りかけの人などは、人前ではマスクをつけた方がいい」と説く。実用上は医療用の高度なマスクでなくても、市販のマスクで十分。病原体の侵入をバリアーとなって防ぐほか、のどなどの乾燥を自分の息で防ぐため、病原体を侵入…

この記事は有料記事です。

残り1056文字(全文1471文字)

あわせて読みたい

ニュース特集