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核のごみを10万年保管するフィンランドの洞窟に潜って見たものは…

 原発を稼働すると生じる高レベル放射性廃棄物(核のごみ)をどう処分するか。日本を含めた原子力利用国が処分する場所の選定に難航するなか、フィンランドでは建設中の最終処分場「オンカロ」が2020年代初めにも稼働する。地下400メートル超に廃棄物を埋設し、10万年にわたって保管する試みだ。バルト海に浮かぶオルキルオト島にできた核のごみ捨て場に潜った。

  「10万年後」を見据えた挑戦が動き出す。地下に続く薄暗い坑道は全長約5キロ。アリの巣のように曲がりくねった道のりを乗用車で約15分、地下420メートルまで進むと、埋設予定地点に着いた。オンカロは現地語で「洞窟」を意味する。

 空気は乾燥し、むき出しの岩が目に飛び込んでくる。案内役の男性は「この国は炭鉱の歴史が長いので掘削の知見がある。この岩盤は20億年破損していない」と話した。使用済み核燃料を腐食しにくい長さ4メートルの容器(キャニスター)に封入。約4メートル間隔に造った深さ7メートルの縦穴に埋めていく。100~120年かけて最大約6500トンを貯蔵し、満杯になった時点でベントナイトと呼ばれる粘土で坑道ごと密閉。放射能が減衰する10万年後まで眠らせる。

 最終処分は、原発運営会社フォルツム社とTVO社の共同出資で設立されたポシバ社が実施主体だ。同じ敷地内にはオルキルオト原子力発電所があり、2基が運転中。3号機も運転を始める予定で、国内の電力需要の約3割を同発電所で担うことになる。中間貯蔵施設や低中レベル放射性廃棄物の処分場も併設されており、「原発の全ての工程を島の中で完結できる」(ポシバ社)という。

 フィンランド政府が最終処分場の建設方針を決定した…

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