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てんかん、発作止まるメカニズム解明 脳内特定部位の冷却で 群馬大の研究グループ

群馬大学

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 てんかん発作に伴う脳内の温度上昇で、特定のたんぱく質が異常に活性化し、症状を悪化させる仕組みが判明し、群馬大大学院医学系研究科の柴崎貢志准教授らの研究グループが29日発表した。このたんぱく質の働きを抑制すると発作が止まったことから、有効な治療法の確立につながるとしている。研究成果は31日、米学術誌「ラボラトリーインベスティゲーション」の電子版に掲載される。

 マウスを使った実験で、てんかんの発作が起きた時に脳内の「てんかん原性域」という部分の温度が1度上昇することが判明。この発熱で、哺乳類の体温調節に関係するたんぱく質「TRPV4」が異常に活性化し、てんかんの症状を悪化させるというメカニズムを解明した。

 そこで、柴崎氏らは独自開発の冷却装置をマウスの脳に埋め込み、発作時に原性域を30度まで冷却すると、発作が完全に止まって脳波が通常の動きに戻った。冷却をやめると、再び発作が生じた。

 てんかん治療法に原性域を切除する方法があるが、脳の機能が損傷し、歩行や言語などに支障をきたすことがある。柴崎氏らは、冷却装置やTRPV4阻害薬が有効ならばこれまでよりも安全で有効な治療法になるという。装置の実用化は最短で5年程度、新薬開発は7年程度かかるとみている。【鈴木敦子】

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