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iPS細胞で臓器の芽を初の立体培養 ISSで2020年秋に実験へ

iPS細胞を使った臓器作製の実験を手がける谷口英樹・横浜市立大教授=横浜市金沢区で2019年9月10日、池田知広撮影

 横浜市立大と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究グループは、国際宇宙ステーション(ISS)でiPS細胞(人工多能性幹細胞)を培養して立体的な臓器作製につなげる実験を、2020年秋に行うと決めた。ISSの微小重力環境が臓器作製に与える影響を調べ、地上で立体臓器を作る装置の開発に生かす。

 横浜市大の谷口英樹教授(再生医学)らは13年、iPS細胞から立体構造を持つ小さな肝臓(肝芽(かんが))の作製に世界で初めて成功した。理論的には多数の肝芽を立体的に融合させれば肝臓ができる。ただし、地球上では重力の影響で肝芽同士は平面的にしかくっつかないため、移植医療に使えるような臓器にまで大きくするには、新たな技術が必要とされていた。

 計画では、iPS細胞から作製した肝芽数千個をISSに運び、日本の実験棟「きぼう」内で培養。専用の回転装置を使って人工血管を取り囲むように集合させ、長さ3~5ミリの大きさになるまで立体的に融合させる。肝芽と血管がつながれば、微小重力下で臓器を作製するメリットがより明確になる。

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