新幹線16基地が「浸水想定区域」 JR5社に国交省が対策要求へ 盛り土は限界か

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浸水した車両基地に並ぶ北陸新幹線の車両=長野市赤沼で2019年10月13日午前8時5分、本社ヘリから
浸水した車両基地に並ぶ北陸新幹線の車両=長野市赤沼で2019年10月13日午前8時5分、本社ヘリから

 台風19号の影響で長野市の車両基地が浸水して北陸新幹線の車両が水につかったことを受け、国土交通省は新幹線を運行するJRの全5社に対し、新たな浸水対策を求める方針を固めた。全国の車両基地と留置線28カ所のうち約6割に当たる、5社の計16カ所がハザードマップの「浸水想定区域」にあることが判明したため。

 国交省が新幹線の浸水防止策を全国のJRに求めるのは初めて。同省は、気候変動を背景に想定を超えた災害が続く恐れがあるとみているが、基地のかさ上げや移転などハード面の整備には限界があり、車両の避難などソフト面の対策に重点を置く考えだ。

 長野・千曲川の氾濫では、JR東日本の長野新幹線車両センター(長野市)が浸水し、北陸新幹線で使用する全車両の3分の1にあたる10編成(120両)がほぼ水につかった。同センターは長野市のハザードマップで浸水想定区域にあり、記録に残る最大の浸水被害を想定して約2メートルの盛り土をしていたが、今回はそれを上回った。同社では、水害が見込まれる際に「車両避難を考える」と規定していたが、具体的な手順を定めたマ…

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