改造から1カ月半、2人の閣僚辞任 安倍政権に打撃

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
記者団を前に河井克行法相の辞任について陳謝し頭を下げる安倍晋三首相=首相官邸で2019年10月31日午前9時6分、川田雅浩撮影
記者団を前に河井克行法相の辞任について陳謝し頭を下げる安倍晋三首相=首相官邸で2019年10月31日午前9時6分、川田雅浩撮影

 河井克行法相(56)=自民党、衆院広島3区=は31日午前、首相官邸で安倍晋三首相に辞表を提出した。同日発売の週刊文春が7月の参院選で初当選した妻の河井案里参院議員(46)=同、参院広島選挙区=の陣営が車上運動員に法定上限を超える報酬を支払った公職選挙法違反疑惑を報じたことを受け、法務行政への影響を考慮して責任を取った。首相は後任に、森雅子元少子化担当相(55)=同、参院福島選挙区=の起用を決め、森氏は皇居での閣僚認証式を経て就任した。

 9月に発足した第4次安倍再改造内閣では、菅原一秀前経済産業相が公選法違反疑惑で25日に辞任したばかり。改造からわずか1カ月半で2閣僚が辞任し、安倍政権に打撃になりそうだ。

 河井氏は辞表提出後、記者団に疑惑について「私も妻も全くあずかり知らない。今後しっかり調…

この記事は有料記事です。

残り948文字(全文1298文字)

あわせて読みたい

ニュース特集