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戦後の東西冷戦を象徴したベルリンの壁の崩壊から30年の9日、ソプラノ歌手の下垣真希さんが渋谷区で平和の願いを込めたリサイタルを開く。歌と語りを交えた自らの脚本による舞台で、下垣さんは「クラシックの名曲を通して歴史を振り返り、当時のドイツの混乱や悲しみ、そして命や平和の尊さを伝えたい」と話している。
名古屋市在住の下垣さんは、大学卒業後の1980年代に旧西ドイツの国立音楽大に留学した。84年から90年までは、国際ラジオ局のアナウンサーとして東西ドイツの激動を見つめてきた。90年に帰国して歌手デビューした。
今回の公演「ベルリンの壁崩壊物語」は、歴史の場面や人々の思いを、歌と語り、演奏でつづる構成。第一次世界大戦後にドイツがヒトラーの独裁国家になるところから始まる。ヒトラーの存在をシューベルトの歌「魔王」などで表現する。
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