「全体的に不備、抜本的に見直す」萩生田文科相、英語民間試験延期で
毎日新聞
2019/11/1 11:17(最終更新 11/1 13:17)
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2020年度に大学入試センター試験に代わって始まる大学入学共通テストで導入が予定されていた英語民間試験について、萩生田光一文部科学相は1日の閣議後記者会見で延期すると発表した。「全体的に不備があると認めざるを得ない。抜本的に見直し、高校生が平等に試験を受けられる環境づくりに注力したい」と述べた。今後民間試験の活用の有無も含めて改めて検討を進め、24年度に実施する共通テストで新制度の導入を目指すという。
英語民間試験を巡っては高額な試験料や地方の会場の不足などによる経済・地域格差の問題が指摘される中、萩生田氏が10月24日にテレビ番組で「身の丈に合わせて勝負してもらえれば」と発言したことが格差を容認するとして受験生や高校関係者を中心に批判が高まっていた。ただ、萩生田氏は延期の判断について「私の発言が直接原因になったわけではない」と述べた。
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