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<楽庫(らっこ)>
恩師・市川昭介の「男灘」で、1989年にデビューした多岐川舞子は、3年ほどで大人っぽいイメージに移行し、そこからほとんど印象を変えずに歌い続けてきた。当然、自分を生かす歌唱スタイルも身に付けた。これを根底から変えるのはむずかしい。数年前、作家陣を変えて歌唱法の転換を図ったが、無理がたたり、ほぼ2年、休養と充電に充てた。
昨年「京都 ふたたび」で復帰し、今、「風の尾道」(かず翼詞、徳久広司曲、コロムビア)を歌う。尾道を舞台にして別れた男性をしのぶという定形の演歌だが、余裕を持ってストレスなく歌うのが多岐川らしい。
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