越境の「冒険」としての映画

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 10月中旬、昭和女子大(東京都世田谷区)の教室で、ひげを蓄えた外国人の青年が約50人の学生らに熱っぽい口調で語りかけた。「最初に読んだ(村上春樹)作品は『海辺のカフカ』です。読んだ時、それまでにない懐かしい感じがしました」

 映画監督のニテーシュ・アンジャーンさん(31)。インド系移民の家庭で生まれ育ったデンマーク人だ。2年前に製作した「ドリーミング村上春樹」が日本で公開されたのを機に来日した。デンマークの翻訳家、メッテ・ホルムさん(61)を主人公に、異なる言語の間を越境する村上文学をテーマにしたドキュメンタリーである。この日は映画にこめた思いや撮影の様子を…

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