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介護崩壊

高齢化で介護や医療インフラが圧倒的に足りなくなりつつある。家族介護に逆戻りしかねない「超介護危機」がすぐそこに迫っている。2040年に向かって何が起ころうとしているのか。

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2040年への序章/2 ヘルパー不足、綱渡りの事業

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要介護者の自宅を訪問し、昼食と夕食2食分を用意するヘルパー=神奈川県内で
要介護者の自宅を訪問し、昼食と夕食2食分を用意するヘルパー=神奈川県内で

 2040年ごろ、日本の高齢者人口は最大になる。だがその前に、介護を支える現場の人手不足は深刻化し、高齢者の「介護格差」がますます広がる恐れがある。

 ●深刻なセクハラ

 「土日、早朝、夜遅くに入ってくれる人がいない」――。ケアマネジャー16人を抱える「千葉西ケアマネージャー事務所」取締役の吉松美津代さん(71)はこう嘆く。

 訪問介護に欠かせないヘルパー不足が全国で続いている。ヘルパーのなり手が減っているからだ。吉松さんは「土日や夜間早朝の仕事など労働形態が過酷なうえ、賃金と待遇が低いためです。難しい仕事を頼むと辞めてしまうので、無理強いもできません」と話す。

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