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嘱望された長距離打者の将来は、悲運にも病に阻まれた。鹿児島実高出身で、今季限りで現役引退した阪神タイガースの横田慎太郎さん(24)は「自分の打球も全く見えず、投手の球も二重に見えた。守備の際にもボールが二重に見えたり、目がぼやけたりすることが多かった」と、脳腫瘍の後遺症との苦しい戦いを振り返った。【藤田健志】
鹿児島実高では2、3年時に夏の鹿児島大会決勝で敗れ、甲子園には届かなかった。だが、ロッテ・オリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)で1985、86年に外野手でベストナインに選出された父・真之(まさし)さん(56)譲りの打撃センスが評価され、2013年秋のドラフトで阪神から2位指名された。
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