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eスポーツ「クラロワリーグアジア」 日本のFAVが準優勝

「クラロワリーグアジア2019」の第2シーズンで優勝を決めたOGN ENTUSのTNT選手(下)と敗れてうなだれるFAV gamingのJACK選手=韓国ソウルのOGN・eスタジアムで2019年11月2日、クラロワリーグアジアのYouTubeより

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 リアルタイム対戦型モバイルカードゲーム「クラッシュ・ロワイヤル」(スーパーセル社、以下クラロワ)の公式eスポーツリーグ「クラロワリーグ アジア2019」の第2シーズンプレーオフファイナルが2日、韓国・ソウルのOGN・eスタジアムで行われ、日本の「FAV gaming(ファブゲーミング、以下ファブ)」が韓国の「OGN ENTUS(オージーエヌエンタス、以下オージーエヌ)」と戦い、1-3で敗れ、悲願のアジアチャンピオンの座を逃した。

 クラロワリーグは昨年3月に発足したプロリーグで、モバイルゲームの公式eスポーツリーグでは世界最大級の規模を誇る。リーグアジアは2シーズン制で、日本、韓国、東南アジアから各4チームが参戦。第2シーズンは6チームずつがA、B両ブロックに分かれ、韓国で総当たり戦を2度行い、両ブロックの上位4チームがプレーオフ(決勝トーナメント)に進出した。

 ファブはグループBを7勝3敗(獲得セット数プラス9)の首位で突破。決勝トーナメントのグループ2に入り、東南アジアのChaos Theory(ケイオスセオリー、グループAの4位)、韓国のOP.GG.SPORTS(オーピージージースポーツ、グループBの3位)に勝利し、敗者復活戦を勝ち上がってきたケイオスセオリーを再び降して、ファイナルに進出。

 OGNはグループBを7勝3敗(獲得セット数プラス7)の2位で突破。決勝トーナメントのグループ1に入り、日本のPONOS(ポノス、グループAの3位)、韓国のSANDBOX GAMING(サンドボックスゲーミング、グループBの4位)を降し、敗者復活戦を勝ち上がってきた東南アジアのKIX(キックス、グループAの1位)を返り討ちにした。

 ファブとオージーエヌは今シーズン2度対戦し、いずれもファブが2-0でストレート勝ちを収め、ファブはこれまで5連勝と好調を維持していた。

ファブは得意の2v2で敗戦

 決勝の対戦ルールは3セット先取したチームの勝ちで、最大5セットで勝敗を決するBO5(ベストオブ5)形式。第1セットは2対2のチーム戦、第2~4セットは1対1の個人戦で、2ゲーム先取した方がセットを獲得する。決着が付かない場合は第5セットが行われ、3人による1対1形式の勝ち抜き戦「キング・オブ・ザ・ヒル」(KOH)で全員倒したチームが勝利となる。なお、選手は2試合連続で出場することができない。

 セット1、ファブはシーズン2の勝率が9割を超えるけんつめし選手-きたっしゃん選手ペアがOne Crown(ワンクラウン)選手-Thnunder(サンダー)選手ペアと対戦。ゲーム1で負け、ゲーム2は取り返したが、ゲーム3も負けて得意の2v2を落とした。

 セット2はJACK(ジャック)選手がTNT(ティーエヌティー)選手とエース対決。ゲーム1はティーエヌティー選手がジャック選手に攻めの形を作らせず、勝利した。ゲーム2でも、ティーエヌティー選手はジャック選手をカウンターの形で攻め落とし、優勝にリーチをかけた。

 後がないファブはセット3、プレーオフ初登場のだに選手が強敵Dandelion(ダンデライオン)選手と対戦した。ゲーム1はだに選手が勝利したが、ゲーム2を取り返されたところで、ファブはタイムアウトを選択し、おこめちん監督とけんつめし選手が駆け寄り、だに選手を激励。その効果か、ゲーム3ではだに選手が競り勝ち、ファブは首の皮一枚つながった。

 セット4はジャック選手とティーエヌティー選手が再戦。ゲーム1はジャック選手がティーエヌティー選手を防戦に追い込み、削りきった。ゲーム2はティーエヌティー選手が間一髪のところで勝利し、再びマッチポイントに。ゲーム3、ジャック選手はプレッシャーをかけるも、ティーエヌティー選手がタワーを落とし、勝負を決めた。

 優勝の瞬間、オージーエヌの選手たちは雄たけびを上げて抱き合った。一方、ファブの選手たちは、ぼうぜん自失の表情を見せつつも、相手チームに拍手を送り祝福した。連勝しオージーエヌを優勝に導いたティーエヌティー選手には、ファイナルMVPが贈られた。

両チームは12月の世界大会に出場

 ファブとオージーエヌは、12月7日に米ロサンゼルスで行われる世界一決定戦への出場が決定。「クラロワリーグ ウエスト(北米、中南米、欧州)」「クラロワリ―グ チャイナ(中国)」のそれぞれ上位2チームと世界一の座を懸けて戦う。

反省生かしチーム立て直す

 ファブはシーズン1ではグループBを5勝6敗と負け越し、プレーオフ進出を逃した。日本チームでは唯一韓国に滞在せず、試合の度に渡航するスタイルで臨んだが、練習量や調整などで後手に回った。その反省から今シーズンは韓国に滞在し、練習に集中できる環境を作ることで、チームを立て直した。また、チームは最少人数の4人で対策が練られやすいなど不利な状況だったが、持ち前のチームワークでカバーし、決勝まで勝ち進んだ。

 チーム名の由来である“FAN & VICTORY(楽しんで勝つ)”でアジア制覇はならなかったが、雪辱の舞台は用意されている。目標は日本勢初の世界一しかない。【平野啓輔】

だに選手

 世界ー決定戦はまた環境が変わるので、その環境を見定めて練習して、世界ー決定戦で優勝できるように、チームに貢献できるようにがんばるので、応援お願いします。

JACK選手

 これまで苦手なデッキに対する対策を練習をしていましたが、今回マジックアーチャーに苦戦をしたように、これからは特定のカードに対する対策が必要だと思いました。ここでくよくよしていても仕方がないので、世界一決定戦に向けてがんばります。

けんつめし選手

 今回優勝する自信はありましたが、OGN ENTUSに封じられて自分たちの足りない点を見つけることができたいい機会だったと思います。世界一決定戦まで時間があくので、改めて自分たちを見つめ直し、世界一決定戦の決勝の舞台でOGN ENTUSと再戦して、そして優勝したいです。

きたっしゃん選手

 ここで終わりではありません。いろいろ経験ができたので、このあと1カ月使って自分たちの弱点を見つめ直して、仕上げて、世界ー決定戦に臨みたいと思います。

おこめちん監督

 TNT選手は世界で見てもトップクラスの選手なので、今回の経験を踏まえて1v1の準備や、2v2の強化など視野が広がりました。シーズン1は勝てない時期が続いていましたが、シーズン2は勝てるようになってきました。ファンの方の期待の声に応えられるように、世界大会で結果を示したいと思います。

クラッシュ・ロワイヤル

 スマートフォンとタブレットで遊べるカードゲームで、世界中のプレーヤーとリアルタイムで対戦できる。ゲームはプレーヤー同士が自ら選択した8枚で構成されるキャラクターのカードデッキを使って、制限時間内に相手のタワーを一つでも多く破壊した方に軍配が上がる。

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